人の命に係わる看護師として勤務していれば困ったこと・・

看護師として働いていると困ったことは、少なくありません。何しろ、看護の仕事というのは、人間と触れ合う職種です。従って、意表をつくようなこと、もしくは、想定の範囲外の出来事が当たり前のように多発します。先ほどまでは落ち着いていたのに急激に、体調が悪化するようなことはよくある出来事です。そんな中でも一番悩んでしまうのは何といっても突然、容態が変わって患者さんが死亡した時です。そんな時、私に悪いところはなかったのかと不安になるのです。誓って、失敗が許される職業ではありませんから、常に抜け目なく職務についていますし業務を行ううえで誤ることもないと思うのですが、看護師も一人の人間なので絶対と言うことは言い切れません。

私はナースの仕事をしています。病気やケガなどは年齢に関係なく、患者さんは赤ちゃんから年配の方までいらっしゃいます。実は私は、子供と接するのが苦手なんです。ですから、出来るだけ小さな子供と接することがなくていいようにするため子供と関わりの少ない診療科に関して追求しました。初めに血液浄化療法部。透析です。現に数年働いたことがありますが、小児の患者さんとは結局関わることなくそこを去ることになりました。別のナースをしている人にう尋ねると、私と同じで透析に関しては、子供との関わりがほぼ０でした。透析以外だと肛門科、そして、乳腺外科もあるようです。一見、美容外科も子供が来そうにないですが、外来患者さんに同行してきた子が顔を出すようで、これがまた思っているよりもたくさんいるみたいです。

私は看護師なんですが、私の勤務している病院の外来では、深刻な患者が受診する、というケースも結構みられ、仕事をしているときはいつもハラハラしなた状態で働いていました。以前『胸のあたりが変』と受診された高齢者の患者さんがいました。同様の事を口にして、診察してみても問題がない人が圧倒的に多いので半信半疑で心電図をしてみたところ心筋梗塞でした。言うまでもなく、それ以降は患者さんが何が起こったのかよく理解できないほど、また、取り残されるほどの動きで入院の手続きを行いました。

どうしてこんなにまでボロボロにされるのでしょう？医療に従事する者として人の命を預かる責任があるといったところを除けば看護師だって感情がある普通の人間です。社会人として労働時間内は労働してお金を得て、そしてまた、仕事が終わればやっぱり一人の人間として自由な時間を過ごしているわけです。看護協会はベストなケア、そして、患者さんに寄り添った看護をナースである私たちが施す事ができるように実にあらゆる方法でレッスンをしかけてきます。だけれども、今、患者の方も思いやりを持つ事が大事であると目立ち始めている中で、ナースだけ色々しても満足な結果は得られないのではないでしょうか。

私はナースとして働いています。ナースならではのよくある話です。この間、昼休憩に仲良し看護師で話してたのですが、その中の一人が「不思議に思うんだけど仕事中には、この声どこから出してるのかしらって自分自身が一番びっくりするほど自然と優しさあふれる口調で"気を付けてくださいね"なーんて言うのにさ、ところが旦那や子供が風邪をひいた時なんか"大丈夫よ！熱ならすぐ下がるわよ！それぐらいで休まないの！早く行ってらっしゃい！"とか言っちゃうよね。心配はしているんだけど、病院以外の場所だとどうしても、そんな風に言ってしまうのよね。看護師なんて、天使じゃなくて、悪魔だよねー」としゃべった後に、一同、笑いながらも大変怖いぐらい共感していました…。

医師の専門に内科・小児科・皮膚科などが存在します。ですが、それは医者だけではなく医療従事者として働くナースであっても実をいうとある分野を専門とするまた、その分野で活躍する認定看護師と呼ばれる資格があるのです。このことにおいては広く知られていないのが実際のところでもあります。また、簡単に認定されるものではなくナースとしての実践経験が5年より多くある看護師（中でも3年は資格をとる分野での勤務経験）が半年ほどの教育を修了しそれから認定看護師のテストに合格して、やっと認定看護師の認定証を受け取れるのです。認定看護師となれるのは次の分野で【皮膚排泄ケア・救急看護・集中ケア・がん化学療法ケア・緩和ケア・がん性疼痛看護・糖尿病看護・訪問看護・感染管理・透析看護・不妊症看護・新生児集中ケア・小児救急看護・摂食嚥下障害看護・慢性心不全看護・脳卒中リハビリテーション看護・手術看護・がん放射線療法看護・慢性呼吸器疾患看護】など、実にたくさんあります。

保険診療可能な他の科と比較して美容整形外科で勤務している看護師は稼ぎが良いかわりに仕事に関してはつらいみたいです。なのですが、夜の勤務はないので二交代制の病棟勤務に限界を迎えた人が離職してきたりすることが多いようです。美容整形外科に相談に来る人、というのは施術が10割負担ということもあって下調べしてきます。インターネット・本などで情報を頭に入れているので、医療従事者のナースは患者以上の情報を学んでおく必要があるのです。それゆえ日々勉強。そのうえ、オペナースとしての仕事もあるので、オペの知識も必要となります。かつ機械出しをモタモタしているとドクターに影響を及ぼす、オペに時間がかかるとダブルコンボなのですべてのことに最新の注意を払ってミスなく成し遂げないといけないのです。そのうえ容姿も良くないといけないのです。マスクで隠せるからある程度でいいのですが。医院によっては福利厚生が充実しているところもあります。

手術を受けるために入院したことがあるのですが、その際、手術の後しばらくは、身動きがとれないだろうことを覚悟し、必要な衣服などの物をそれぞれ袋に分けてそして、すぐにわかるように袋ごとに「靴下」「下着」「肌着」「お風呂セット」「タオル」と分類別に書き記し、それぞれの部屋にある棚の中に置いておきました。するとこれを見たナースに「模範生だわ！」と言われました。こんな小さなことでものすごく褒めてもらえるなんて、看護師さんは日常的に入院患者さんの指示を受けて荷物を取るというコミュニケーションを努力しながらしているのだろう…という思いになりました。

ナースになるために看護学生は実習に行きます。大抵の場合、3週間の計画内で、次の母性・成人・精神・老年・小児・在宅に振り分けられています。男性・女性に左右されず母性（産婦人科）も絶対条件ですし、そして、男性でも女性でも、精神科の実習を受けなくてはいけません。つまり、どの分野に関しても、そして、自分が働きたい分野希望に関係なく看護実習に行かなければ看護師になることはできません。それらの実習の中で印象に残っているのはなんといっても精神科でした。精神科病棟といえば俗にいう不審な人をそろえた感じ。（ここじゃないでしょ！？という、外見では分からない人もたくさんいますが）けれども、朝から晩まで病院内を巡っている患者さんや、何時間も叫び続ける人もいます。間近でそういった病状の患者さんに触れてみて今時代かなりストレス社会なのだと感じました。

看護師になるため看護学校に入学。楽しみにしていた看護実習が始まり、看護学生の間は何においても権限がないんじゃないかと気づいています。そんな風に感じてからは勤務時間内においては決まって小さくなり身を潜めるようになりました。そんな風にしていたせいか今は壁との一体化が今の長所です。とにかく年上の看護師たちに嫌われないようにするため院内に足を踏み入れた瞬間から常に気配を消すのです。それでも、指導者が調子が良くないときは本当に恐ろしい。私たち学生をバッシングしすぎて本来の仕事にたどり着くまで、なんと数時間も経過していることもあります。その間に報告時間に達しているから本来の仕事にまで行きつけません。

病気やケガで誰もが病院を訪れたことがあると思います。入院をした際なんかは医者よりも看護師さんとの関りが特に増えます。私たちが面倒を見てもらう際、看護師がよく言われる事として接する時は笑顔だし、またこまやかに処置してくれる、というような姿を思い出します。でも、本当のところは、病院で業務をしている看護師さんの雰囲気というのは、常に患者さんの事を考え最も接しているのが看護師で、時には患者の体調がすぐれない時や、患者が死亡する事もあったり、いつだって優しく接してくれる看護師さんですが心が沈むような状況があるのも間違いないです。

看護師として働いたことを役立てる職種は多く存在します。その一つに、治験コーディネーターといわれる選択肢もあります。近年では、ドラマで紹介されたりとだんだんとその名を知る方も多くなってきています。けれども、病院勤務の人であっても本心では治験コーディネーターについて、詳しくは分からないことも多少はあるのではないでしょうか。クリニカルリサーチコーディネーターの呼び名から頭文字から別名CRCとも呼ばれるこの試験コーディネーターですが、治験や臨床研究にスムーズに取り組めるよう、関連のある所との間を取り持つ仕事です。そういった仕事内容から患者さんの対応をしてきた経験、それだけでなく女性だらけの世界で働いてきた対人スキルを持つナースにはまさしく最高の職業ではないでしょうか。

看護師が予防接種・採血などのために注射針を刺すことは、看護師さんの仕事なわけですが、この注射針を用いた作業の時、「すごくスキルがあって少しも痛みを感じない！いつ終わったの」また、それとは反対に「針を刺す瞬間だけでなく、注射中も針を抜いた後もずっと痛い」など、注射をされた後に感じたことはありませんか？同じ処置をしていても褒められるほどのナースいれば、患者さんから嫌がられるほど下手なナースもいて、注射のスキルはいろいろです。しかしながら看護師はみなさん手を抜いたりせずに、夢中で業務に就いておられることには変わりませんので、注射体験を積み、挑み続けてほしいです。

ナースに対応してもらう機会、というのは、そんなに病院の中で過ごすことのない患者さんには「人生の中であまり多くない経験」になるはずです。ですので、その時の看護師さん、というものが、その方の看護師の存在を代表する代名詞になりやすいです。現役で働いている看護師さんの大きくなったら看護師になりたいと思ったきっかけというのが自分の入院生活中の看護師さんの姿を見て、なんていう方もいるぐらいです。ナースとの素敵な時間もあれば、看護師との間に起きたコミュニケーションのトラブルもあり、両方ともその患者さんに関してはその先ずっと看護師像として伝わっていくので、身を引き締めなければいけないのです。

私が一番最初に入院した時の話しです。入院した時に看護して下さった看護師の方々は、白衣ではなく、一見ジャージに見える格好で仕事をしていました。その格好ですから、頭にナースキャップ自体もありませんでした。白衣を着用していないなんて不思議で気になってしまって、ナースに質問すると、「実を言えばワンピースの白衣ももちろんなくはないのだけど、業務しにくいからみんな積極的にはチョイスしないわね」と言う風にお話ししてくれました。看護師さんはドタバタ動くいわば、体を使った職業なので、看護師さんの話も納得です。やっぱり移動しやすくて任務に就きやすい衣服が最適ですね。